ライティング・翻訳案件の開始前に私が準備していること

こんにちは。メディカルライターのYukaです。

ライティングや翻訳の仕事では、複数の案件をパズルのように組み合わせて進めていくことが多いので、先回りして仕事を進めていく意識が大事です。実際の作業開始は先ですが、資料だけが先に提供されている場合があると思います。そんな時は資料を確認し、あらかじめ準備をしておくことで、作業開始日に他の案件が重なってしまっても余裕を持って進めることができます。

今日は、私がライターとして医学論文の執筆や翻訳する際に、事前にどのような準備をしているか紹介したいと思います。

1.ジャーナルのガイドラインの確認

まずは投稿先ジャーナルのガイドライン(投稿規定)を確認します。本文の構成、図表の数、引用文献の形式を確認し、WordやPowerPointのテンプレートを作っておきます。

2.文献のダウンロード

次に資料に記載されている文献一覧の中から、特に重要と思われるものを探して、全文PDFをダウンロードしておきます。引用文献の指定がある場合も、同様に全文PDFをダウンロードします。もし全文PDFが入手できない場合は必要に応じてクライアントに依頼します)。それらの文献に目を通しながら、執筆の際に使えそうな表現をハイライトしていきます。この際に、複数の文献を比較しながら、1つのことに対してどういった表現が使えるのかも見ていきます。

3.図表の構成を考える

余裕があれば図表の構成を考えます。後からデータが変わる場合もあるので数値までは入力しませんが、表の枠組みと項目を考えておく場合もあります。

このような作業を進める中で出てきた疑問点を、キックオフミーティングやクエリシートでクライアントに確認します。あらかじめ不明点を解消して全体の見通しを立てておくことで、作業開始日以降は執筆や翻訳に集中することができます。お弁当の献立を前日のうちに決めておき、炊飯器をセットしたり、材料を解凍しておくのと同じです。下準備をしておくことで、時間に制限があっても落ち着いて取り組むことができます。

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