個人事業主メディカルライターの確定申告(うっかりミスで大損)
こんにちは。メディカルライターのYukaです。
先月、日本に帰国してから2回目となる2024年度の確定申告を提出し、2月末には還付金を受け取ることができました。しかし、昨年提出した2023年度の確定申告で、事業収入の源泉徴収税額を入力し忘れたため、本来より少ない還付金しか受け取れていなかったミスも発覚しました。
マネーフォワードで確定申告
私は会計ソフトの「マネーフォワード」を使って帳簿を管理し、確定申告もマネーフォワード経由で提出しています。青色申告の場合、青色申告決算書は帳簿データから自動で作成されますが、確定申告書は一部を手入力する必要があります。特に注意が必要なのは、源泉徴収された収入がある場合は、確定申告書にもその情報を入力しなければいけないという点です。
帳簿上では、源泉徴収された金額を「事業主貸」として処理していると思いますが、確定申告書には取引先ごとの合計額を再度入力する必要があります(自動では反映されません)。
事業の源泉徴収税額の入力方法
少し分かりにくい位置に入力欄があります。
マネーフォワードの「第一表、第二表を入力」の画面下の「事業(営業等)」のページを開くと、帳簿データから自動で収入と所得の合計が記載されています。その下の「関連情報の入力」にある「所得の内訳を入力する」(小さな文字で「事業による収入のうち、源泉徴収されている収入がある場合に入力します」と記載あり)をクリックし、取引先ごとに収入金額と源泉徴収税額を入力します。
初めての「更正の請求」
2023年度の確定申告は開業から4ヶ月分の申告だったため、非常勤医師の給与の源泉徴収による還付金があり、そのまま提出してしまいました。しかし、2024年の確定申告作成時には、申告納税額がマイナス(還付金)ではなくプラス(納税)になっており、そのことがきっかけで事業の源泉徴収税額を入力していないことに気づきました。
2024年度の分は締切前だったため簡単に修正できましたが、2023年度の分はe-Taxを使って「更正の請求」をする必要があり、どこに何を入力すればいいのか分からず、かなり手間取りました。請求が認められ、追加の還付があるまでは安心できません。
まとめ
ライターや翻訳者など、源泉徴収されている収入のある個人事業主の方は、マネーフォワードなどの会計ソフトで確定申告を行う際、源泉徴収税額の入力漏れに注意が必要です。締切をすぎてしまうと「更正の請求」の手続きが必要になり、余計な手間がかかるため、最初の申告時にしっかり確認することをおすすめします!