メディカルライターが考えるAIのリスク
こんにちは。メディカルライターのYukaです。
今日は、私がメディカルライターとしてどのようにAIと向き合っているかについて書きたいと思います。
結論から言ってしまうと、今の仕事ではAIの使用は許可されていません。また、仮に許可されたとしてもライティングに積極的に使うつもりはありません。
その理由は、AIの出力が信じられないとか、AIによる情報漏洩のリスクを避けたいとかではなく、これまでせっかく鍛えてきたライティングスキルがAIによって衰えてしまうのが怖いからです。
40代後半になり、若い頃に比べて体力が落ちました。頭の回転についても、まだ自覚はありませんが、徐々に遅くなっているのかもしれません。
パソコンやスマホを使う習慣のせいで、漢字が書けなくなったり、家族の電話番号を覚えられなくなったり、「便利なもの」には脳を退化させるリスクがあります。AIを使って執筆作業の負担を減らすことは、一見効率が良いように思えますが、脳への負担が減ることで、「脳トレ」の逆の作用をもたらすのではないか。
ライターのような知的労働者にとって一番大切なのは「脳の力」です。この先どのくらい執筆の仕事を続けられるかわかりませんが、できるだけAIに頼らずに、脳を鍛えていきたいと思っています。