子どもの海外旅行・留学に役立つプリペイドカード

こんにちは。メディカルライターのYukaです。

今日は、未成年の子どもが親なしで海外旅行や短期・長期の留学をするときに役立つプリペイドカード3種をご紹介します。

1.キャッシュパスポートプラチナ

海外用のプリペイドカードで、Mastercard加盟店で使うことができます。未成年の子どもの名義で申し込めます(子どものマイナンバーの提出が必要です)。初回発行手数料は無料で、年会費もかかりません(ただし条件あり)。入金は日本円のみですが、チャージ時に日本円以外に代表的な通過(米ドル、ユーロなど)を選択することができます。

利点

  • 利用履歴がオンラインで確認できる。

  • 子どもの名義で申し込める。

  • 申し込みから1週間くらいで届く。

欠点

  • カードへのチャージ手続きが少し複雑。

  • ウェブサイトがわかりにくい。

  • 手数料が高い。

  • 年会費無料だが、1年以上利用または入金がない場合には、13か月目以降は月額110円(税込)相当の手数料が引き落とされる。

2.かぞくのおさいふ(三井住友カード)

国内外のVisa加盟店で使えるプリペイドカードです。まず親の名義で申し込み、子ども用の家族カードを発行することができます。発行手数料・年会費とも無料です。オンラインでクレジットカードや銀行から簡単にチャージできます。

利点

  • 利用するたびにメールが届く。

  • オートチャージ設定ができる。

  • 家族間で残高を移動できる。

欠点

  • 海外利用時の手数料が高い。

3.GLOBAL PASS(SMBC信託銀行プレスティア)

国内外のVisa加盟店で使えるプリペイドカードです。親がSMBC信託銀行プレスティアに口座を持っている場合、16歳以上(または高校生)の子どもに家族カードを発行できます。家族カードは2枚まで発行可能で、1枚ごとに1,100円(税込み)の発行料がかかりますが、年会費は無料です。

利点

  • 利用するたびにメールが届く。

  • マルチマネー口座の外貨普通預金(残高が不足している場合は円普通預金口座)から直接引き落とされるのでチャージが不要。

欠点

  • 親がSMBC信託銀行プレスティアに口座を開設する必要がある。

  • SMBC信託銀行プレスティアの口座は、特定の条件(残高50万円以上など)を満たさないと月額2,200円(税込)の口座維持手数料がかかる。

私のイチオシはこのGLOBAL PASSです。特にオススメなのはSMBC信託銀行プレスティアの「外貨積立サービス」との併用です。「外貨積立サービス」では、毎月決まった日にあらかじめ自分で決めた金額の外貨を積み立てることができ、円貨から外貨に交換する際の外国為替手数料が無料になります。海外旅行や留学が決まった場合は、数か月前から毎月数万円を現地通貨で積み立てておけば、GLOBAL PASS利用時にそこから引き落とすことができます。

最後に

お子さんが16歳以上で、ある程度の出費が予想される場合(長期留学など)は、GLOBAL PASSをメインカードにするのがおすすめです。お子さんが小さい場合や国内でも使えるプリペイドカードが必要な場合は、かぞくのおさいふが使いやすいと思います。キャッシュパスポートプラチナは、チャージ方法が他のカードよりも複雑で、ウェブサイトも使いにくいという問題がありますが、Mastercardだけに対応しているお店に行く可能性もあるので、予備カードとして申し込んでおくのもいいのではないかと思います。長期使用しない場合の手数料に注意が必要です。

通常の支払いはカードを差し込む(スライドする)だけで大丈夫です(お店によってはPINの入力も求められます)。ネットショップやオンライン決済では、登録したメールに「ネットショッピング認証コード」が届き、それを入力しないと決済できない場合があります。何かトラブルがあってカードが使えない可能性や、その場合にどうすればいいかを、あらかじめお子さんと話し合っておくことが大事だと思います。以前に電車のパスを購入しようとした際に、オンライン決済扱いになってカードが使えなかったことがあるので、現地通貨も持たせておくのが安心です。

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